現役奏者が評価!おすすめの折り畳み式譜面台4種を徹底比較

演奏家にとって譜面台は必要不可欠な存在ですよね。皆さんは楽譜を置く以外に譜面台に何を求めますか?

使い勝手の良い譜面台とは、、重さ?壊れにくさ?安さ?コンパクトさ?・・・考えてみると求めたいことはたくさん出てきますね!

スタジオSHINKIでも折り畳みの譜面台をそろえることになり、4種類くらい候補を挙げて悩みました。

そこで、おすすめの譜面台の4種類を実際に買って使って比較してみることにしました!

今回の検証では実際の奏者の方に協力してもらい色々な角度から評価していただきました。

少しでも演奏家の方にとって参考になれば幸いです。

目次

持ち運びに便利!折り畳み式の譜面台4種類を比較してみた

早速、4種類の折り畳み式譜面台をそろえ、調査をしてみることにしました!

デザインを売りにしているもの、軽量を売りにしているもの、丈夫さ、安さなど、それぞれの分野で特に有名なメーカーをそろえ、現在活躍している奏者数名から頂いた意見を参考に特徴をまとめてみました。

※以下、奏者の個人的な感想も含まれます

※写真左から

○ARIA(アリア) AMS-100 アルミ製譜面台
○コスモM・Sテクノ オリジナルアルミ製折りたたみ譜面台【頑丈強化タイプ】F33A
○PLAYTECH(プレイテック)MS05 譜面台
○YAMAHA(ヤマハ)MS-260AL 譜面台

今回はこの4台を使って以下のポイントをチェックしてみました。

①持ち運びやすさ
②使いやすさ
③楽譜の落ちにくさ
④安定性
⑤値段

是非参考にしてみて下さい!

ARIA(アリア) AMS-100 アルミ製譜面台

 メーカー 品番 販売価格 備考
ARIA(アリア)AMS-100税込¥1,980重量:650g
使用時:51cm-123cm
収納時:45.0cm

持ち運びやすさ ★★★★☆
使いやすさ ★★★☆☆
楽譜の落ちにくさ ★★★☆☆
安定性 ★★☆☆☆
値段 ★★★★★

良い点
・とにかく軽い!
・長さ調節のネジ部分が「パチンッ」とするワンタッチストッパータイプなので組み立てに時間がかからない

悪い点
・脚が細く、衝撃を与えるとやや倒れやすい
・軽いので安定感がなく屋外での演奏には不向き

◎おすすめはワンタッチストッパー!

ほとんどの譜面台はネジを回して高さ調整をするタイプですが、その部分が壊れやすかったり、そもそもネジを回す時間がかかってしまい、組み立ても面倒だったりします。

ワンタッチだと回す時間も短縮でき、簡単かつ楽に高さを変えられるのでおすすめです。

軽量なため、持ち運びは非常に便利ですが安定性に欠けている為、若干倒れやすいのが難点。屋内の合奏などには最適だと思います。

コスモM・Sテクノ オリジナルアルミ製折りたたみ譜面台【頑丈強化タイプ】F33A

メーカー品番販売価格備考
コスモM・SテクノF33A税込¥5,280重量:710g
使用時:70cm-132cm
収納時:42.0cm

持ち運びやすさ ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
楽譜の落ちにくさ ★★★★☆
安定性 ★★★☆☆
値段 ★☆☆☆☆

良い点
・骨組みが太く、丈夫
・楽譜を置く部分が広く落ちにくい

悪い点
・値段が高い

◎骨組みが太くしっかりしており、丈夫です!壊れにくく長持ちするのが売りの折り畳み式譜面台。

安定感は群を抜いてあるわけではありませんが、上記で紹介したARIA(アリア)より少し重たいので、倒れにくいと感じました。

持ち運びの際も苦に感じることないです。付属でついてくるバッグは肩掛けもできて便利です!楽譜を置くところが広く、落ちにくいのが高評価!お値段が高いですが、長持ちすることを考えたら全然お得に感じますね。

PLAYTECH(プレイテック) MS05 譜面台

メーカー品番販売価格備考
PLAYTECH(プレイテック)MS05税込¥1,280重量:1.2kg
使用時:64cm-130cm
収納時:52.0cm

持ち運びやすさ ★★★☆☆
使いやすさ ★★★☆☆
楽譜の落ちにくさ ★☆☆☆☆
安定性 ★★★★☆
値段 ★★★★★

良い点
・とにかく安い!
・安定性があり、倒れにくい

悪い点
・重たい
・ストッパーがないため、楽譜が落ちやすい

お値段は破格の¥1,280!壊れやすいかどうかは分かりませんが、屋外で演奏しても倒れないと思わせるくらいずっしりと重く安定感があります!

譜面を置くスペースが狭く、譜面が落ちないように止める器具も付いていないためそこだけマイナスポイントです。安いので部活動や団体様でのまとめ買いも気兼ねなくできちゃいますね!

持ち運びの際は結構重たいので、工夫が必要かもしれません。

YAMAHA(ヤマハ) MS-260AL 譜面台

メーカー品番販売価格備考
YAMAHA(ヤマハ)MS-260AL税込¥4,750重量:700g
使用時:83cm-158cm
収納時:45.0cm

持ち運びやすさ ★★★★★
使いやすさ ★★★☆☆
楽譜の落ちにくさ ★★★★☆
安定性 ★★★☆☆
値段 ★★☆☆☆

良い点
・デザインに高級感がある
・ネック部分の噛み合わせにしっかりとした凹凸がある為ぶれない

悪い点
・お値段が少々高い
・最大限まで伸ばした時に、骨組みが抜けてしまう

◎マットな質感で高級感のある見た目なので、本番のステージで使用しても浮かずに使用できると思います!ネックがしっかりしており、譜面を置いたときにぐらつかないのがポイントです!

難点は、高さ調整の際に抜けてしまう所、とお値段が高いところです。

秀でた箇所は特に無いように感じましたが、全てにおいてバランスの取れた譜面台だと感じました!本番でも役目を果たせる折りたたみ譜面台は便利でいいですね!

ジャンルごとに順位をつけてみました

実際に奏者の中でも様々な意見がでました。

各地を飛び回るソリストとしての目線、吹奏楽やオーケストラ奏者、部活動での目線・・等様々な視点から辛口に評価してみました。

奏者目線とはいえ、個人の主観ももちろんあると思いますので全ての意見をおまとめし、ジャンルごとに順位をつけてみましたので参考にしてくださるとうれしいです!

持ち運びしやすい!~軽さ部門~

第1位 ARIA (アリア)AMS-100

やはり、ARIA (アリア)AMS-100の軽さに勝てる譜面台はありませんでした。

こちらの譜面台は、順位の通り「軽さ」を売りにしている譜面台で、色々な場所で演奏する方には、軽くて安くて組立ても時間がかからないARIA (アリア)がおすすめだという意見が非常に多かったです!

2位はYAMAHA MS-260AL
3位は コスモM・Sテクノ F33A
4位はPLAYTECH(プレイテック)MS0505

でした!

安定感命!~倒れにくさ部門~

第1位 PLAYTECH(プレイテック) MS05

PLAYTECH(プレイテック)は重さがしっかりある為、一番倒れにくかったです!

しかも!¥1,280という破格の安さ!譜面台は1人1本必要ですが、部費で買えてしまう価格帯なのがありがたいですね!譜面台が倒れてしまって前の人にあたってしまったりする心配無用です!

2位は コスモM・Sテクノ F33A
3位は YAMAHA MS-260AL
4位は ARIA (アリア)AMS-100
でした。

軽いと倒れやすい印象がありました。

重たい楽譜も落ちない!~楽譜の置きやすさ部門~

第1位 コスモM・Sテクノ F33A

コスモM・Sテクノ F33Aは、楽譜を置く部分が度の譜面台よりも広めに設計され、重たい楽譜もずり落ちずことなく使用できます!留め具も上下にしっかりついているので紙でも滑り落ちません!

また、丈夫さ・壊れにくさを売りにしている為、お値段は高めですが、長持ちすることを考えたら全然お得に感じます。

第2位は YAMAHA MS-260AL
第3位 ARIA (アリア)AMS-100
第4位は PLAYTECH(プレイテック)MS05

でした。

第4位はPLAYTECH(プレイテック)MS05は楽譜が落ちないようにする留め具がないため、この順位となりました。

ステージでも違和感なし!~デザイン部門~


第1位 YAMAHA MS-260AL

ホールなどで使用されている譜面台は1本3万円くらいするんですよね・・

YAMAHA MS-260ALは折りたたみの譜面台にも関わらず、ステージでも問題なく使用できる高級感のあるデザインとなっております。そのほかの機能もバランスがよく、練習用・本番用どちらでも活躍できることを考えると、お得に感じますね!

第2位は PLAYTECH(プレイテック) MS05
第3位は コスモM・Sテクノ F33A
第4位は ARIA (アリア)AMS-100

でした。

やはりマットな質感は高級感を漂わせますね!

まとめ

折りたたみの譜面台は練習用で利用する方が多く、主に吹奏楽やオーケストラの合奏、家や防音施設での個人練習などに用いられるようです。

結論、倒れにくく、壊れにくく、比較的軽量で持ち運びも便利で総合的に良いと思った譜面台はコスモM・Sテクノ F33Aというお声が一番多かったです!

多少お値段はお高めですが、壊れて買いなおすより、丈夫で長持ちかつ扱いやすいという理由で選んだ方がほとんどでした!

今回は奏者目線で扱いやすい折りたたみ譜面台を選ばせていただきましたが、他にもたくさん良い譜面台があると思いますので、是非教えてくださいね!

スタジオSHINKI
スタッフY & スタッフ一同

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