
音楽業界では、なくてはならない存在の打楽器。そんな打楽器は1,100種類以上存在するといわれております!
勿論、1,100種類すべてを見たことがあって、演奏したことがあるという方はほとんどいないでしょうし、聞いたことすらありません・・・
打楽器と言えば、ドラムセットやティンパニ、大太鼓などの太鼓系の楽器、マリンバやチャイム、ヴィブラフォンなどの鍵盤打楽器が有名ですね!
その他、手に持って演奏できるような小さな楽器「小物打楽器」が存在します。
皆さんが知っている楽器は吹奏楽やオーケストラで使用されている楽器の一部に過ぎず、打楽器の中で一番種類が多いとされている「小物打楽器」をすべて知っている方はいないと思っております(あくまで私の考えです)。
今回紹介する楽器も種類の多い「小物打楽器」の一種です!
・・・しかし、多くの打楽器奏者は、これから紹介する2つの楽器の存在を知らない、あるいは見たことはあるけれど演奏はしたことがない、という方が殆どだと思います!
それもそのはず。今から紹介する楽器が活躍しているのはなんとヨガ業界!
この記事を通して、こんな楽器があるんだ!と思っていただけたら幸いです!是非最後まで読んでみて下さい!
ティンシャ

ティンシャとは、チベット仏教の高僧や尼僧が旅の危険から身を守る魔除けとして実際に用いる法具のひとつです。
読経や瞑想の際などあらゆる場面でも使用されていて、現在ではヒーリンググッズとしてヨガクラスやリラックスを目的としたシーンで活用される機会が増えてきています。
ヨガでティンシャを使用する理由は、高音が邪気を払うと考えられており、瞑想に入る前などに場の空気を整えるためです。
また、透き通った高音が頭の雑音をかき消し、スッキリさせてくれるリラックス効果もあるそうです。
打楽器業界でのティンシャの役割は?
ティンシャは、主にフィンガーシンバルや、アンティークシンバルなどの楽器の役割を果たしてくれます。
上記二つの楽器のようにティンシャの音色も甲高く心地よく響きが残るのが特徴の楽器です。フィンガーシンバルに比べて重さや厚みがありますが、倍音が多く神秘的で重厚な音色が、音楽にスパイスを与えてくれます。
シンギングボウル

シンギングボウルは、水のせせらぎや木の葉が揺れる音といった自然の中にある音に似た性質を持っており、その音や振動を浴びることでリラックス効果を得られたり、雑念が消えて集中力が高まる効果があるとされています。
仏具のお鈴(おりん)とよく似ていますが奏法は全く違い、お鈴(おりん)は鈴棒でお鈴の端を打撃して音を鳴らすのに対し、シンギングボウルはスティックと呼ばれる太い丸棒を尊銀ぐボウルの円周方向に摩擦させて音を鳴らします。
打楽器業界でのシンギングボウルの役割は?
シンギングボウルは摩擦によって奏でる楽器ですが、もちろんお鈴のように打撃して奏でることも可能です。
あまり、吹奏楽やオーケストラなどの楽曲にお鈴自体使用されることは少ないですが、打楽器アンサンブルや個性的なマルチパーカッションのソロ曲などではよく用いられる為、打楽器業界でもシンギングボウルは大いに活躍します。
シンギングボウルは一つ一つが手作りで、鉄や銅、亜鉛などの素材の配合も作り手によって違うため、音色も多種多様で曲によって複数のシンギングボウルを使用しても面白いかもしれません。
まとめ
なんとスタジオSHINKIでは、これまで紹介したティンシャ、シンギングボウルのレンタルを開始します!
詳しい料金は下記をご覧ください↓
ティンシャ:1回200円
シンギングボウル:1回200円
なんと、破格です!
今回ご紹介させていただきました2つの楽器は、海外のヨガスタジオの方からお譲りいただいたもので、どちらも本格的な楽器でございます。
まだ打楽器業界で、ティンシャやシンギングボウルを極めている奏者はいません!
これを機に、打楽器業界で有名なティンシャ・シンギングボウル奏者を目指してみるのも面白いかもしれません!
スタッフF