
世界には素晴らしいマリンバ奏者が数多くいらっしゃいます。
その中には、世界的マリンバ奏者として活躍する日本人も多く存在し、国内外でリサイタルやマスタークラスを開いたり、国内の音楽大学の講師としてご指導されていたりしますね!
「こんな演奏がしたい!」「いつか私も大きなステージで演奏したい!」
マリンバが普及し、マリンバ奏者を志す方も増えてきています。
素晴らしい演奏をするためには練習はもちろん、マレットの選定も素晴らしい演奏をするうえで大切な要素です。
プロの演奏を間近で聴けるこの時代。
だからこそ、気になることが!
・・・あれ?
マレットにグリップを巻いている奏者が多い・・・?(気がする・・・)
今回はマレットに巻かれているグリップの謎と、マリンバ奏者おすすめのグリップをランキングにまとめてご紹介していきます!
なぜマレットにグリップを巻くの?

多くのマリンバ奏者はマレットにグリップを巻いていることが多いです。
※もちろん、グリップを巻いていないプロの奏者も数多くいらっしゃいます!
では、グリップを巻くことによるメリットは何なのか、早速グリップを巻いている奏者の方に聞いてみました!
グリップを巻くメリット
マリンバ奏者Kさん
- マレットの開閉時に柄が擦れるノイズが鳴らない
- マレット持ち替え時、マレットスタンドにマレットを置く際にグリップを巻いているとノイズが最小限に抑えられる
マリンバ奏者Sさん
- グリップを巻くことにより、グリップがクッションになり、支点となる小指、薬指に負担がかからない
- 交差する柄の部分が滑りにくくなりマレットの開閉に無駄な力を使わず、開閉に安定感が生まれる
・・・というように、2名のマリンバ奏者にリサーチさせていただきましたが、
たしかに、演奏中のノイズやマレット開閉時の指への負担を考えると、グリップを巻いた方が、演奏中の様々なリスクを最小限に抑えられる気がしますね!
マレットに巻くグリップの種類
グリップと言っても、素材や厚さ、手のフィット感、弾き心地など、人それぞれ好みがあります。
必ずしも決まったものを巻かなければならないわけではありません。
では、多くのマリンバ奏者はどういったグリップを巻いているのでしょうか。
早速リサーチしてみました!
サージカルテープ
サージカルテープとは、ガーゼや包帯などを固定したり、けがをした時に行うテーピングなどに使用します。
主にドラッグストアなどで入手可能です。こちらは医療品ですが、マレットのグリップとして愛用している奏者もいるようです!
良い点
・テープが薄い為、グリップを巻いていない状態と弾き心地が変わらず負担を軽減できる
・安価で気軽に入手できる
・マレットの柄の色と似ているので、テープが目立たない
悪い点
・裏が粘着質なため、だんだん粘着部分が染み出てきて少しべたつく
・粘着部分に汚れがついて黒ずむ
・柄の部分が汚れ、不衛生に見える
テニス用ラケットのグリップテープ
なぜテニス用?と思うかもしれませんが、テニス用のグリップテープは、ボールを打つ際にラケットが滑りにくくするためのもので、軸を安定させながら演奏するマリンバにも通ずるところが沢山あります。こちらは主にスポーツ用品店で入手できます。
良い点
・粘着部分がベタベタしていないのに、マレットの柄にしっかり密着するので、グリップを外した時に柄が汚れない
・手汗などに強い
・サージカルテープより長持ちする(個人差がございます)
悪い点
・お値段が少々高い
・スポーツ用品店に行かなければ入手できない
・劣化するとグリップの表面がポロポロと剥がれ落ちる
マレット専用グリップ
マレット専用グリップとは、打楽器メーカーから発売されているマレットの為に作られたグリップのことを指します。
お値段は少々高いものの、マレット専用に作られている為、耐久性はもちろん、演奏もしやすくグリップに安定感が生まれます。打楽器の専門店で入手できますが、楽器店でも一部入手できます。
良い点
・マレットの為に作られたものなので、手汗にも強く、マレットの開閉時にも安定感をキープすることができる
・グリップ自体薄手なので、グリップに慣れていない人でも気軽に使用することができる
・テニスグリップ同様、粘着部分がベタベタせず、マレットの柄にしっかり密着するので、グリップを外した時に柄が汚れない
悪い点
・お値段が高い
・コスパが悪い
・楽器店や打楽器専門店でしか取り扱いがない ※ネットショッピングを覗く
マレットにおすすめのグリップランキング
ここまでで、マレットに使用するグリップの種類を知ることができたと思います!
さて!マリンバ奏者が選ぶ、グリップNo.1はいったいどれなのか・・・
1位から5位までランキングにしてみましたので、是非最後までご覧ください!
※尚、今回はマリンバ奏者5名にリサーチした結果となりますので、一意見としてご覧くだされば幸いです。
第5位 伸縮サージカルテープ
安価かつ入手のしやすさはピカ1!
商品名はサージカルテープより「粘着包帯」と書かれていることが多いです。
伸縮性なのでとても巻きやすい!初心者におすすめです。
耐久性は他の商品には劣るかもしれませんが、マレットの柄の色とさほど差がない為、
テープが目立たないところもポイント!
おすすめの伸縮性サージカルテープはこちら!
第4位 非伸縮サージカルテープ
こちらも、第5位同様!
安価で入試やすいのがポイント!
非伸縮は伸縮のものと比べて、ほつれにくいというのが高評価でした!
伸縮するものに比べて巻きにくさは少し感じますが、第5位の伸縮性のものより
耐久性がありますし、なにより手汗にも強いのが嬉しいですね!
おすすめの非伸縮性サージカルテープはこちら!
第3位 テニスグリップ(メッシュタイプ)
スポーツ用品店で買うことができるこちらのテニスグリップ。
よく見ると穴が空いており、吸水性・通気性抜群となっております!
穴が空いていることで、柄が外気に触れる為、カビや手汗による変色を防止できます!
ただ、次に紹介する穴の空いていないタイプよりは劣化は早めです。
おすすめのテニスグリップ(メッシュタイプ)はこちら!
第2位 テニスグリップ(ウェットスーパーストロンググリップ )
こちらもスポーツ用品店で入手できます!
おそらくマリンバ奏者でこちらを使用している方が一番多いのではないでしょうか?
実は、ものすごくコスパが良いんです!
上手く巻けば、グリップテープ一つでマレット3セット(6本)のグリップを巻くことができます!
勿論、手汗にも強く耐久性もありますので、演奏時も安定感があります!
おすすめのテニスグリップ(ウェットスーパーストロンググリップ )はこちら!
第1位 PROMARK プロマーク マレットラップ “Keiko Abe”デザイン Black MWBLA
1位はやはり、マレット専用のグリップでした!
こちらは世界的マリンバ奏者、”Keiko Abe”デザインのマレットラップで、世界中のマリンバ弾きの為に作られたといっても過言ではない一品です!
コスパを考えるとテニスグリップよりやや高めですが、マリンバの為に作られた商品ですので、他のものと比べると耐久はありますし、なにより手汗をかいてしまっても滑らずに演奏を続けられるのが嬉しいポイントですね!
PROMARK プロマーク マレットラップ “Keiko Abe”デザイン Black MWBLA 【国内正規品】はこちら!
まとめ

いかがでしたか?
ここまで様々なマリンバマレットのグリップを紹介させていただきました!
やはり、世界を飛び回るマリンバ奏者の方からは安部圭子さんデザインのマレットラップが人気でした!
ですが、第2位に紹介させていただきましたYONEX(ヨネックス)テニス バドミントン グリップテープ ウェットスーパーストロンググリップは、学生からプロのマリンバ奏者まで幅広く使っている方が多い印象です!
結論、自分が演奏しやすければ何のグリップを使っても良い!ということです!
この記事を読んで、試してみたいグリップが見つかりましたか?
是非プロの意見を参考に、マリンバのマレットグリップを追求していきましょうね!
スタッフF