音大生・音大への志望学生必見!スタジオSHINKIは実績のある打楽器奏者のワークショップも受講できるスタジオです!

将来オーケストラに所属したい、あるいはプロの打楽器奏者を志しているすべての打楽器奏者の方々へ

スタジオSHINKIでは、プロの打楽器奏者を志す方々に、現役で活躍するプロ打楽器奏者のワークショップを気軽に受けられる場を設けております。

今よりも確実にレベルアップしたい打楽器奏者の方々や、なかなか外部レッスンを受ける機会がない音大生にとってスタジオSHINKIが企画するワークショップは非常に有益です。

今回は8月22日、23日に行われた福島あつさんのワークショップをご紹介します。

目次

打楽器奏者 福島あつさんのプロフィール

神奈川県横浜市出身。13歳で打楽器を始め中学・高校時代はオーケストラや吹奏楽に親しむ。慶應大学在学中に欧米への留学を決意し、カリフォルニア州立大学ノースリッジ音楽学部を経てチューリッヒ芸術大学大学院を卒業。同校においてベルリンフィルハーモニー管弦楽団ソロティンパニ奏者ライナー・ゼーガースの門下生として修士課程ティンパニ専攻ソリストディプロマを最優秀の成績で修了。 2009年PMF音楽祭オーケストラに合格。2011~2012年シカゴシヴィックオーケストラアソシエイト打楽器奏者。2014~2016年兵庫芸術文化センター管弦楽団ティンパニ・打楽器奏者。これまでに国内のオーケストラの他、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団等に客演。ティンパニと打楽器を久保昌一、レイノー・キャロル、シンシア・イェー、ライナー・ゼーガースの各氏に師事。Pearlアーティスト。

2日間のワークショップ

今回スタジオSHINKIでは、音大生の方、音大を目指す高校生の方、現役打楽器奏者に向けたワークショップを開催しました。

ワークショップの詳細

  • 2024年8月21日(水) 1日目
    音色の幅を広げるストローク研究
    ・ロール奏方における音色のバリエーション
    ・Knauer、Delecluseを使った音色やキャラクターの使い分け
  • 2024年8月22日(木) 2日目
    オーケストラル・エクサーブツ研究
    ・オーディション課題によく出されるオケスタの徹底解説
    ・オケスタ▶基礎錬という逆転の発想で生み出す練習メニュー

1日目 音色の幅を広げるストローク研究

ロール奏方における音色のバリエーション

脱力したロールの奏法を身に着けてより豊かな音色のロールを実現ために。

◯ポイント
意外と見落としがちな「肘」の脱力が大切。
スティックのリバウンドに合わせて、腕で掛ける圧力を調整する。
力を加えずにバチをリバウンドさせる練習をする。まずはゆっくりから少しづつ早くしていく。

ロールの音色を自在にコントロールするための練習

1ストロークの中のリバウンド数を自分でコントロールする。→音圧や音色に意図的に変化を加えることができる。

◯ポイント
ロールの時のストローク体の使い方のままリバウンドの数を固定してだんだん早くしていく。
練習方法)自分で決めたリズムを正確に片手で叩く練習が効果的。リズム練習にすることでより正確に1ストローク内のリバウンドをコントロールしようとする。
1ストロークに3から5つくらいまででコントロールできるようになると良い。

Knauer、Delecluseを使った音色やキャラクターの使い分け

目的:磨いてきた基礎力を音楽的表現に結び付けるために

Knauer、Delecluseを使った音色やキャラクターの使い分け
音量記号や装飾音符を忠実に守ることにばかり目を向けるのではなく。「リズム」を豊かに表現できているかに注目する。
まずはリズムをしっかり表現したり、その曲のキャラクターを自分の中に落とし込んだうえでその表現を目指して技術的な課題に向き合っていく。
基礎力を音楽に結び付けるうえで大事な過程。

2日目 オーケストラル・エクサーブツ研究

オーケストラに入るためには避けて通れないのがオーディション。
今回はオーディションでよく抜粋される曲の中でも特に悩みの多い3曲を伝授してもらいました。

  • LIEUTENANT KIJÉ/PROKOFIEFF
    冒頭6小節から練習番号③まで
  • SCHEHERAZADE Symphonic Suite よりⅢ、Ⅳ/Nicolas Rimsky-Korskov
    Ⅲ~練習記号Ⓓ~Ⓕの前まで Ⅳ~練習記号Ⓟ~Ⓡまで
  • SYMPHONY No.10/Dimitri Shostakovich
    練習番号98~SoloからⅡ終わりまで

オーケストラスタディはよく、「難しい」と思われがちですが、実は譜面だけ見てみると凄く単純で、基礎練習の応用とも捉えることができます。
難しくしてしまっているのは自分自身の気持ちの持ちようで、自分で自分の首を絞めてしまっている人が非常に多いとお話されていました。

例えば、スネアで細かいパッセージをsoloで弾くときを想像してみましょう。
大きなステージでppの音量で正確にリズムを弾ける自信がある人はどのくらいいるでしょうか。
ほとんどの人が自信ないと答えると思います。なぜ自信がないのか、なぜ怖いと感じてしまうのか・・・

それは緊張からくる震えなどで、失敗したらどうしようという気持ちが勝ってしまうためです。

LIEUTENANT KIJÉのオケスタ課題の冒頭2段を見てみましょう。


途中ピッコロのソロが入る前にスネアsoloがあります。ppの装飾音符をクリアに奏でることに意識が行きがちですが、
よく譜面を読んでみると、単純なリズム形態しかありません。小さな音での装飾音符は特につぶれやすく、失敗の原因につながりがちですが、楽譜通りに弾くことが課題なわけですから、リズムが聴こえないと意味がありません。

ではどうしたらよいか・・・

装飾がつぶれるのなら、スティックが確実に2バウンドする高さから落とす細かい動きが震えるのならば弾き始めの音量を少し上げるなど、解決方法は意外と単純なことが多いのです。

福島あつさんによるワークショップの特徴

最大の特徴は「ワークショップ」という点です。

本気で音楽の向上を目指す方であれば、専攻経験年数準備期間実力問わず積極的に参加いただくことができます。

気軽にハイレベルなレッスンを受講できる

「ワークショップ」とは
当日先生の前で演奏する形式ではなく、受講者全員参加型のレッスンです。

  • 「マスタークラス」で見せる曲が間に合わないから受講できない。
  • しっかりとした事前準備ができないから今回は受講を見送る。
  • スネア専攻じゃないから受講に十分な技量がない。

このような心配は一切必要ありません。

今よりもレベルアップしたい!と思ったのであればどなたでも受講していただくことができます。

また、スネアのみならず、マリンバなどの鍵盤打楽器などずべ手の打楽器の基礎にも繋がる内容ですので、
打楽器全般の技術向上も叶います。

ワークショップ後の手ごたえ実例

実際に今回のワークショップを受講した方の中で、成長を実感できたというお声がありました。

実例1:自信のなかったフレーズがうまくいった

もともとppなどの小さな音量で細かいパッセージを弾くことが苦手とおっしゃっていたYさん。今回のワークショップを受講し、メンタル面、技術面共にアドバイスをいただき、受講後すごく自信がついたとお話ししておりました。
ワークショップの4日後に控えていた本番も上手くいき、最高なパフォーマンスができ、はじめて達成感があったとのご報告がありました。

実例2:オーディションが楽しく感じた

オーケストラのオーディションで、実際にLIEUTENANT KIJÉ/PROKOFIEFFが課題に出たとき、あつさんの言葉を思い出して臨んだら震えることなく、最後まで楽しく演奏することができたというお声がありました。オーディションの結果はダメでしたが、初めて後悔なく臨めたので次のオーディションに向けて頑張りたいと、あつさんのワークショップを通して心が前向きになったという方もいらっしゃいます。

福島あつさんのスネアワークショップはどんな人に向いてる?

福島あつさんのスネアワークショップでは、専攻経験年数準備期間実力に関係なく、どなたでも今よりも確実にレベルアップができるレッスンを提供しています。

その中でも特に以下のような方におすすめです。

音楽大学で打楽器を学んでいる学生さんやオーケストラ奏者を志す方

課題を克服しようと同じ箇所をずっと練習している学生さんは少なくありません。なかなか前に進めず、今自分が何につまずいているのかも分からなくなることもあると思います。課題を明確にしないことにはその壁を超えることができません。そんな時は、福島あつさんのスネアワークショップが大いに役立ちます。

ワークショップは当日先生の前で演奏する形式ではなく、受講者全員参加型のレッスンですので、しっかりとした事前準備ができていない、「ワークショップ」で見せる曲が間に合わない、などの心配はご無用で誰でも気軽に参加可能です。

また、スネアのみならず、鍵盤打楽器や他の打楽器にもいかせられる基礎も習得できますので、スネア専攻じゃないから受講に十分な技量がないので受講できない・・・なんて心配はなく、今よりもレベルアップしたい!と思ったのであればどなたでも受講していただくことができます。同じ悩みを持つ方と色々な課題克服方法を分かち合ったりできるような場ですので、これによりお互いの向上心もより高めあうことができます。受講することで今まで以上に自信をもって演奏会や合奏に臨むことができるでしょう。

もちろん音大生に限らず、趣味で打楽器を演奏する方や、吹奏楽の中の打楽器パートのレッスンなど、様々なニーズに合わせてワークショップを開催しておりますので、是非レベルアップしたい!という方はお気軽にご参加くださいませ。聴講のみでも大変勉強になり、自分自身のレベルアップにつながること間違いないでしょう。

まとめ:現役で活躍する打楽器奏者のワークショップを気軽に受けるならスタジオSHINKI【東京パーカッション】

スタジオSHINKIは、打楽器レベルアップをしたいすべての方を応援しています。

スネア基礎に加え、マリンバなどの鍵盤打楽器の基礎、スネア以外の打楽器のフォーム、オーケストラスタディー等どのような悩みにも対応し、すべての方に合った「レッスン」を提供する福島あつさんのスネアワークショップ。演奏会やオーディションの準備や基礎練習等、少しでもレベルアップしたい方は、ぜひスタジオSHINKIが主催する福島あつさんのスネアワークショップに次回からご参加くださいませ♪

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